70歳


今年、父が70歳を迎える。日本にいる、私たちの8月の帰省に合わせて、皆で盛大に祝うことになった。

うちは5人家族。三人兄弟全員結婚していて、台北に住んでいる妹は子供3人、実家の宜蘭で三世代同居している弟は子供2人。それぞれの世帯が全員参加するので、父、母、兄(私)家族3人、妹家族5人、弟家族4人。合計14人の大所帯が東北海岸に面するリゾートホテルのコテージを丸ごと貸切してわいわい祝うことになった。ユニフォームまで作るらしい。

ユニフォームはちょっとやりすぎかな(気恥ずかしいし)、と、思ってはいたけど、まあいいかと思って。作っちゃえ!思いっきりお祝いしよう!




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ランボー


先日、お客様からクレームが来たと、翻訳会社に告げられた。

去年納品したものに誤訳があって、パンフレットを印刷し直すことになったらしい。慌ててその納品ファイルを調べたら、本当だった。誤訳というよりも、アリカをアリカと打ったような、ものすごい単純だけど絶対にあってはならないタイプミスだった。

そのお客様はとても慎重なクライアントで、翻訳会社が校正・校閲したものを海外現地のネイティブ社員に何度もチェックしてもらい、その結果をまた翻訳会社を通して私にフィードバックして修正を求めた。レイアウトが出来上がった後も手書きの修正が何回か入っていた。本当に大変な案件だった。

なのに、そのタイプミスは誰にも気付かれたことなく、翻訳会社の校正・校閲を通り抜け、今まで経験した中で一番うるさいチェック体制が厳しいお客様の監視をくぐり、最後の最後まで生き残ってしまった。もはや奇跡としか言いようが無い、まるでランボーのようなタイプミスだった。それを生み出した張本人が私だが。

幸いなことに、翻訳会社はお客様に刷り直しの費用を請求されることなく、クライアント側の負担で済むことになったけど、今回のことで改めて誤訳の怖さを味わった。

落ち込んでいる暇はない。気を建て直して、頑張ろう!



静かにかき混ぜながら


無性に麻婆豆腐が食べたくなった。

その素と材料を買ってきて作ったけれど、作り方にちょっとツボに入った表現があった。


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静かにかき混ぜながら。
静かにかき混ぜ。

最初に読んだ時に、なんか変わった書き方だなと思った。しかし、作っていきながらそのステップに入ると、ふと納得した。

普通なら、軽くかき混ぜながら…、もしくは軽くかき混ぜ…と書くほうが多いだろうけど、「軽く」という力加減は人それぞれだし、普段あまり料理する機会がない人にとって、その軽さの程度もちょっとわからないかもしれない。

この作り方通りに、音を立てないことを意識してヘラで鍋の中の材料をかき混ぜる時は、本当に軽~くかき混ぜるしかない。静かにかき混ぜようとすると、自然に軽くかき混ぜることになる。力加減もまさに音を立てないほどの軽さ。

味も書き方もうまい麻婆豆腐だった。



ありがとう


大体家で働いているので、買い物は通販で済ませることが多い。

一番お世話になっているのはアマゾン。一年前か二年前ぐらいかな。その時、配達予定日は教えてくれるものの、時間帯まではわからず、指定も出来なかった。しかしある時から、ヤマトが配達する前日にメールで知らせるようになり、受取の時間帯も場所も変更できるようになった。

僕は嬉しかった。便利だからではなく、配達員さんに無駄足を踏ませることが避けられるからだ。僕は曜日によって家にいる時間が違うし、翻訳の気分転換にスーパーに行ったりランニングに行ったり。再配達の伝票を見るたびにいつも申し訳ない気持ちでいた。たった数分前に書かれた伝票もあって、配達員さんの気持ちを思うと本当にただただ申し訳ない。

受取の時間帯が指定できるようになってから、必ず家にいる時間帯に届けてもらうことにしている。絶対配達員さんに2回来てもらいたくない。でも、気になるのは、アマゾンの荷物の送り方。例えば、AとBを同時に注文して、代金も一緒に払ったのに、AとBが別々の日に届いたことがある。まとめ買いして配達の負担を減らしたいのに、これじゃまるで意味が無い。どうしてこうなるか、わからない。二日連続同じ配達員さんの顔を見た時に、本当に本当に申し訳なかった。その人は「まとめて買えよ!」と思っていたんだろうけど、いつもの笑顔だった。

2時間刻みの時間指定は本当にすごいと思う。世界中は恐らく日本にしかできない。でも、日本はこの便利すぎるシステムに慣れすぎて、このシステムを支えるためにどのぐらいの凄まじい努力が必要なのか、忘れてしまっているようだ。

2000円以上を買ったから、送料無料ね。明日の18時と20時の間に送ってきてね。

もしあなたがお店だったら、このようなサービスをどこまでやっていられますか?

うちは3階。僕の仕事部屋は生活道路に面している。配達の車が来たら音でわかる。ヤマトのニュースが連日報道され、ガイアの夜明けという番組で彼らは荷物1つを配達して150円を稼ぐことを知った。

この間、配達員さんが荷物を車から降ろしている間に、僕は下に行って建物の入り口で配達員さんから荷物を受け取ってみた。配達員さんは恐縮しながらも、とても喜んでいてありがとうと言ってくれた。

こちらこそ、ありがとう。


翻訳ガール


すごく面白い小説を読んだ。


翻訳ガール 


翻訳会社を舞台とした小説はそもそも珍しい上、
登場人物の一人一人が鮮明な個性を持ち、
構成も描写も人を惹きつける何かがある。

自分は翻訳会社からお仕事を頂いている立場なので、
翻訳会社のことはもちろんある程度理解している。
ただ、小説という形で「翻訳会社の仕事現場を見た」のは初めてで、
改めて日ごろお世話になっているコーディネーターとチェッカーたちに感謝しなくては! 
と思った。


最後の一節をここで引用する。

タナカ家にもそのまま当てはまる言葉だった。コーディネーターが営業をかけてトライアルを請け負い、みんなで苦心してそのトライアルの最高峰の翻訳原稿を仕上げて提出しても、相手先の意に染まらなかった場合はそれで終わり。けれどもその落胆を糧に、多くの歓喜も勝ち取ってきた。


これからも私を選んでくださった翻訳会社の皆さんに感謝しつつ、
一緒に最高峰の翻訳を仕上げて多くの歓喜とお客様の嬉しい声を勝ち取っていきたい。


パスポート更新


この間、立川に行って息子のパスポートを更新したが、思わぬところで大変な目にあった。

証明写真。どの駅でもよく見かける、証明写真を撮るあのボックス。家の最寄駅にもある。そこで撮ればいいと思っていたが、駅に着いた時にちょうど電車が来たので、急いで乗った。写真を撮ることを忘れたまま、ルミネの9階にある立川パスポートセンターに着いてしまった。

センターの隣に証明写真の専門スタジオがある。お値段を見てみたら、一番安いのは1950円だった。証明写真ボックス(あれ何というだっけ?)なら600円ぐらいで済むのに、三倍の値段もするスタジオで撮るのがすごく悔しい。一回ルミネを出て駅の近くで探してみることにした。しかし、駅周辺をぐるぐる回っても、証明写真ボックスが見つからなかった。普段要らない時にあちこち見かけるのに、いざ必要になると一斉に隠れたようにどこにもない。

諦めかけてそのスタジオで撮ろうかと、ルミネに戻ろうとしたが、最後の抵抗として駅の中に証明写真を撮るあの機械がありますかと駅員に聞いてみたら、あるとのこと。

やった!!と私は素直に喜んだ。
入場料は惜しいけど、それでもスタジオで撮るより遥かに安い。

東京行きの中央線3、4番線ホーム。入場券を2枚買って駅に入り、3、4番線ホームに行ったが、証明写真ボックスがなかなか見つからない。駅員を捕まえて聞いたらやっと見つけた。ホームの一番端っこのところ。階段が視線を遮り、そのあたりまで行かないと証明写真ボックスが見えない。何でこんな辺鄙な所に置くんだよ?! しかも800円??!! 高いよ。

心の中でぶつぶつ言いながら、なんとか息子の証明写真が撮れたのだが、出来上がった後に、ボックスの外に赤いテプラで作成された小さいな注意書きが貼ってあることに気がついた。

お子様は顔が小さいため、撮影した写真は規定のサイズに満たないことがあります。お子様の利用はご遠慮ください。

のようなことが書かれていた。

えっ??まさか・・・

そのまさかは、パスポートセンターの案内窓口で現実となった。おでこからあごまでの長さが足りなかった。5歳の時はボックスで撮影してクリアしたのに。私の心は見事に折れてしまった。隣のスタジオで1950円を払って撮り直し、用紙を記入して更新手続きを済ませた。たった一枚の写真のために合計1950+800+280円を使った上、一時間ぐらい無駄になってしまった。

息子はもったいなかったねと私を慰め(?)、私は勉強代と自分に聞かせた。5年間使う大事なパスポートだから、窮屈な証明写真ボックスで子供の顔のサイズを心配しながら撮るより、最初からスタジオで安心できる写真をスマートに撮れば良かった。

「父代筆」入りの署名が要らなくなって少し寂しかったけれど、五年後の更新はスマートに行こうね。しかし中3の息子は全然想像できないな。



ベリーダンス


妻の幼馴染に誘われ、彼女が所属しているベリーダンスグループの発表会兼クリスマスパーティに家族全員で行ったけど、当日となって彼女がノロウィルスにかかって出られず、知らない人しかいないパーティとなった。

場所は四谷駅近くのパキスタン料理屋さん。食べ飲み放題で一人5000円(小学生半額)。ベリーダンスも追加料金無しで見られるので、なかなか良心的な設定だ。大きな肉がゴロゴロのラムカレーが美味しすぎて、三回もお代わりした。


料理 




 
ダンス 


妻のその幼馴染は僕も知っている。10年前、台湾で披露宴をした時に彼女も出席していた。数年前、彼女が働いているお台場の施設へ遊びに行ったこともある。どちらかというと地味な印象で、正直、彼女がこの格好でベリーダンスを踊る姿は僕はまったく想像出来ない。妻は誘われた時点からベリーダンスのことをフラダンスと勘違いし、僕と同じく彼女がおへそを出しながら踊る様子をうまく想像することが出来ない。女子にまったく興味を示さないお年頃の息子は正視すらできず、ひたすらカレーを食べたりラッシーを飲んだり、しまいにはおでこをテーブルにうつ伏せて寝ていた(ふりをしていた)。


オリジナル手帳


狙ったわけではないけれど、ついつい買ってしまって合計一万円を超えたので、ユニクロのオリジナル手帳が手に入った。



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開封前。




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開封後。
手帳の表紙に英文がびっしりと書かれていると思ったら、無地でシンプルだった。
気に入った。
赤と黒の二種類が選べる。



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表紙は柔らかい素材で出来ていて、革みたいな触り心地。
結構気持ちがいい。




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カレンダーは私の好きな見開き一ヶ月。
六曜などが無く、また私のストライクゾーンのシンプルさ。





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2016年12月~2017年12月のカレンダーが終わり、
後は全部写真のように、ノートのページだけ。
ノートの割合が非常に高い一品。
ロゴ以外、画像や文字など一切ない。
持ち主のプロフィールを書くページすら、ない。


大変お世話になっているし(特にパンツ)、
来年の手帳はこれを使おうかな。



頑張った


息子に新しいグローブ(いいやつ)を買ったのに、手首の所が緩いそうで試合の時になかなか使ってくれず、ボロボロの古いやつ(それもいいやつ)を使いたがる。

手を入れる所を狭くするのは見るからに難しい。紐を外したら素人にはなかなか戻せないじゃないかと。お店の人に頼んだほうが良さそうだけど、今日は時間があったので頑張ってみた。パパとしてのプライドも多少働いていて…

案の定。めっちゃ難しい!一番肝心な所は全然通らない。

悪戦苦闘30分あまり、脳汁を絞り尽くして(中文的な表現)ようやくある方法を思いついた。まさに頭の上に電球が点った瞬間のように。



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どうだ!いいでしょ!
編み物用の針にグローブの紐を縫い結ぶ。あとはその針を持って引っ張っていくだけ。矢印のように紐を移動させるだけなのに、ものすごい労力だった。嫁が用事で忙しくて手伝ってくれそうも無かったので、縫い結ぶのも自分でやった。



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じゃんじゃんじゃんじゃん!(『運命』交響曲第五番第一楽章)




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その後の紆余曲折しているルートと穴も、この縫い結んだ針のお陰で紐がすいすいと通った。試着(?)した息子も「最高にぴったり!」と喜んだ。親指の爪と肉の間に針が刺さって血が出てめちゃ痛かったけど、頑張った甲斐があったわ。


次はこのグローブで華麗にショートをさばいてくれ。



!?と?!


この間、クライアント側のチェックでこんな問題を投げられた。

日本語の原稿は「!?」なのに、なんで繁体字の訳文は「?!」になるの?


なんでって聞かれても困りますけど、そんなの習慣に決まっているじゃないですか。日本語は「!?」の順番まで決まりとかあるんですか。

気になって、例文を使って自分のツイッターで台湾の人々にアンケートを取ってみた。

① 喝啤酒可以減肥?!
② 喝啤酒可以減肥!?
(ビールはダイエットに効く!?)

①と②はどちらのほうが見慣れていますか?と聞いたところ、約30人から回答を得た。

結果は、①の人は約8割、②の人は約2割だった。私の直感は合っていた。


① ビールはダイエットに効く!?
② ビールはダイエットに効く?!

同じ例文を使って、同じ質問を日本人に聞いたらどうなるだろうね。


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