便利商店

コンビニエンスストアのこと。今朝もその便利さに感動した。

電車で出かける前に、駅前の便利商店に入ってオークションで落札してくれた人がお金を振り込んだかどうかを確認する。入っていた。ついでに空っぽになったお財布に数枚の野口さんを入れようと思ってお金を落とそうとしたら、手数料がかからない時間帯まであと5分。

ちょうどそのとき、都合のいいことに尿意が湧いてきた。5分をつぶすにはやや物足りないけど、とりあえずトイレ。店員さんに声をかけて店内のトイレを貸してもらった。入ったら驚いた。

便利

なんという便利で親切だ日本の便利商店は。ストッキングを履いたことがないのでよく分からないけど、身なりにうるさい日本ではすばやくストッキングを履き替えられる場所を求める女性は少なくないはず。破れやすそうだし。マジ感動した。僕が感動してもしょうがないんだけど。

入金を確認したので、用を足したあと手をきれいに洗ってまた同じ店員さんにメール便を頼んで商品を送った。腕時計に目をやったら、ちょうど無料時間帯に入ったところ。ただで野口さんを6枚下ろしてお財布にしまった。

完璧だった。もともと銀行のATMと郵便局とトイレに行かなければならない用事は10分もかからないうちに全部便利商店で済ませた。電車が来るまであと2分。素晴らしい!なんという充実した朝だ。

ストッキングの履き替えもできたらもう最高だね。

お腹を賭けてしまった

 ちょうど毒餃子事件が起きる一週間前、うちの奥さんが冷凍食品をたくさん買ってきて、ぎゅぎゅっと冷凍庫に詰めた。ニュースを見て本当に唖然とした。

 「どうしよう、あの冷凍食品たちは?」

 うちはそもそも冷凍食品の餃子を買わないけど、エビシュウマイとか唐揚げとかチャーハンとかピラフとかはわりとよく買う。今回もそればっかりだった。事件が起きるまでにまだ何も食べていなかったけど、とりあえず冷凍庫にほっといてフリーズしておいた。

 スペースを取られて結構邪魔だった。一回本気に捨てようと思ったんだけど、ごみ箱に入れようとする瞬間、「もったいないなぁ…」という罪悪感が猛烈に湧いてきた。いや、たったの貧乏性だと思う。結局ごみ箱の上空をさまよっていた冷凍食品たちをまた冷凍庫に戻した。うちの奥さんも一回捨てようとしたけど、捨てられなかった。貧乏性は移るものだ。すみません。

 約一ヶ月後。春一番が吹き始めた頃、ある週末にうちの食材が底についた。息子の食べる分には間に合うけど、大人2人には「歯と歯の隙間を塞ぐ」くらい。スーパーに行くのが面倒くさかったので、あの冷凍食品たちを食べようと敢行した。「まあ大丈夫だろう」とお互いに励まして(?)、お腹を賭けてしまった。

 キムチチャーハンを食べた。美味しかった。何の異常もなかった。なんか邪悪な勢力に勝ったかのように嬉しかった。「捨てなくて良かった!」と喜び合い、充実感と達成感さえ覚えた。この勝利が私たちに大きな自信を与えた。それから少しずつ片付けていき、今はエビシュウマイ1パックしか残っていない。さすがに当分の間もう買わないと思うけど。

ありがたいけど…

去年一年間受けた乳幼児医療保険の明細が届いた。なんと七万円も国に払って頂いた。びっくりした。日本の子どもは小学校に入る前に医療費がまったく要らないと初めて知った時にも驚いたけど、もしこういうシステムがなかったらさぞ大変だろうなと改めて思い知った。

去年の11月のある深夜、息子が急に高熱を出してぐったりしていた。私たちは慌ててタクシーで救急に連れて行ったが、病院に着いたら息子が何故かすっかり元気になった。申し訳なさそうにお医者さんに診てもらってお薬も出してもらった。診療時間はたぶん3分もかからなかった。往復で七千円近くのタクシー代が痛かったけど、無事で何よりという心境だった。でもその3分間の救急診療費は実は一万円以上だった。国が全部出してくれたのだ。

ちょっと税金の無駄遣いをしたような気がした。子どものぐったりと熟睡(爆睡)を見分ける能力を身に着けないとね。