成長



録画した先週の龍馬伝を観ている時のこと。

息子(3)はお元を演じる蒼井優をしばらく見つめ、一言をつぶやいた。


あの子、かわいいね。


お前、本当に大きくなったな。



キャベツ週間


人生二回目のハーフは日本一ハードと言われるロードレースだった。嬬恋村のキャベツマラソン。上野駅から特急草津で二時間半ぐらいかかる、群馬県の高原地帯にある村。「嬬恋(つまごい)」の「嬬」を左右に分けて見れば「必要な女」という意味になる。日本の国字もなかなか興味深い。

会場近くの宿にのんびりと一泊し、翌日の10時にかみさんと息子の声援を受けてスタートした。

日本一ハードって言われても、「あ、そう。」と、最初はまったく実感が湧かなかった。実際に行ってみたら、とんでもないところにエントリーしてしまったなぁと、思った。わかりやすく言えば、標高1400メートルぐらいの会場から山道を10キロずつ往復するレースだ。前半はほとんど下りだけど、長いアップダウンも結構ある。「あとでこの道を登っていくかよ!?」と、下っていくうちに気持がだんだん暗くなる。おまけに酸素が薄い。給水のところに酸素スプレーも置いてあった。

出来るだけ体力を温存し、ゆっくりと下っていく作戦は正解だった。折り返しの後に歩き始めた人が続出する中で、なんとか持ちこたえて走り続けた。満山のキャベツ畑の景色が本当に素晴らしい。愛妻の丘の「農作機具(うろ覚え)に注意 愛妻家に注意」という看板が面白い。

それにしても、最後の3~4キロは本当に圧巻だった。上りっぱなし。うわさの「箱根駅伝??」ってここだと思う。歩きたくなかったけど、力が尽いて歩いてしまった。ゴールに向かっているランナーが全員ヨレヨレと歩いているというのも、このレースならではの光景かもしれない。かみさんが撮った写真には、ゴールの直前にフラフラして今にも倒れそうな僕が映っていた。タイムは約二時間半だった。キャベツマラソン、恐るべし。

それから一週間あまり、我が家の食卓はキャベツばかりだった。