アリとキリギリス



先週の土曜日の新聞に、このような読者アンケートがあった。

「アリとキリギリス、あなたはどっち?」

朝ごはんを食べている時に息子に聞いてみたら、「キリギリス」と即答。

「どうして?」
「格好いいから」

なるほど。子どもにとって、せっせと働いているアリより、楽しく遊んでいるキリギリスのほうが格好良く見えるんだ。

「でも寒い冬になると食べ物がなくなるよ」と、ママはあきらめずに優しい言葉で諭してみたが、息子はこう答えた。

「大丈夫。アリさんの家に行って食べ物をもらえばいい」


やばい。あの物語の宗旨を完全に間違っている。どうしよう。

しかしよく考えてみたら、大人と違う視点から物事を捉えられる能力は子どもならではの素晴らしさではないか。「アリさんの家に行って食べ物をもらえばいい」という考え自体の善し悪しは別として、今までの私は「アリとキリギリス」という話にそういう捉え方もあるとは一回も思ったことが無かった。

決まっていることしか考えられないより、自分なりに考えられるほうがいい。

本当にアリさんの家に行って食べ物をもらいに行ったら困るけどな。

ガリバー旅行記


久々に映画館に行った。

前に行ったのは「風が強く吹いている」の時だった。その時息子はまだ3歳だったからただで見られたけど、今回の「ガリバー旅行記」は900円の幼児チケットを買わなければならなかった。成長の証だね。人生初の映画チケットとして、取っておこう。

世の中の映画はもはや3Dが主流となっているようだ。3Dのガリバーは一日八回ぐらいもやっているのに、普通の2Dは昼前の11時45分一回だけ。ちょっとひどいと思った。3Dを見るにはまだ早い子供がいる家族のことをまったく考えていないじゃないですか。

でも映画が終わった後、なんとなく2Dが一回だけの理由が分かったような気がする。かみさんの言うとおり、大人向けか子供向けか、よくわからない映画だった。3Dだったら、もっと見応えがあったかもしれない。言い換えれば、3Dという要素を取ったら、わざわざ映画館に行って見なくてもいいような映画だった。

昼前だからお腹がペコペコだった。紙のバケツ(本当にバケツみたい)に入っている大量ポップコーンをつまみながら映画を見ていたが、そのバケツの中のポップコーンは見た目よりはるかに多くて、三人がかりでバリバリ食べても1/3ぐらい残っていた。もったいなかった。

結局お腹がポップコーンでいっぱいになってしまって、レストラン街でランチを食べる気もなくなった。近くの回転すし屋さんで少しつまんでから家に帰った。

ちょっぴりと昼寝をして起きたら、足の上にひもがかかって、布団の上からブロックやら何やらが畳に落ちた。早くも息子のガリバーになってしまった。

タオル

登園用のカバンから見覚えのないタオルが二枚出てきた。一枚は貸出用のもので、もう一枚は同じクラスのT君の名前が書いてあった。

貸出のタオルを息子に見せたら、教えてくれた。

「足ふきタオルがなかったから、先生が貸出タオルを貸してくれた」

そか。そういえば朝は入れなかったな。ごめん。


次はT君のタオルを見せた。そしてまた教えてくれた。

「外で遊んでいる時におしっこが出そうになったからトイレに行った。でもお手手が砂だらけで、おちんちんも砂だらけになったから、先生がこのタオルで拭いてくれた」

ええええ?!人のタオルで自分のおちんちんを拭いたの??!!


T君に大変申し訳なかった。きちんと洗濯して返した。

もちろん、使い方について何も言わなかった。