傘が無くなった


愛用の傘が玄関にないことに今朝気付いた。傘はやっぱり大きいのがいいと思って、三四年前にふんばって3000円台の物を買った。黒だった。どこに行っても、その傘より大きな傘を見たことが無い。

どこかに忘れてきた。ずっと大事に使っていただけに、落胆が大きかった。

先週金曜日の夕方、息子とどこかのお店に入る時に傘立てに入れたことを覚えているが、肝心なお店が思い出せない。その日に行ったコンビニとレストランに行って聞いてみたが、無かった。レシートを財布から出してチェックしたが、その日のものはコンビニとレストランしか無かった。入ったけど何も買わなかった店だったと考えられるが、どうしても思い出せない。

でもちょっと気になる事があった。

コンビニとレストランの店員に聞いた時、開口一番の返事は同じだった。「ビニール傘ですか」と。私が店員だったら、まず「何色ですか」と聞くと思うけど、私はそんなにビニール傘的な顔をしてるのかな?

ああ、思い出せない。


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引越し記 (4)



子どもの頃、実家の一階は親戚の工場の倉庫として使われていたので、いつも材料いっぱいの麻袋と段ボールが山ほど積んであった。絶好の遊び場でありながら、怪我する名所でもあった。

弟と一緒に登ったり飛び移ったりして遊んでいる時に、段ボールのバランスが崩れ、私がドスンと床に落ちておでこの左側にに大きなたんこぶが出来たことを覚えている。本当に漫画みたいに、ゴルフボールのようなたんこぶだった。落ちた私は泣いていなかったのに、怖くなった弟が泣いていた。

リビングいっぱいの引越し段ボールを改めて眺めていると、ふとその昔の一幕が頭をよぎった。

引越しの話をする時によく聞くのは、荷物を段ボールから出すのが面倒くさくてなって、段ボールがなかなか無くならないことだ。半年そのままという話も聞いたし、一年以上過ぎても開けていない段ボールがあるという話も聞いた。

かみさんはそれが絶対嫌なので、土曜日の夕方に引越し、その後の二日間はほとんど寝ず、次の水曜日までに全ての段ボールを空にして業者さんに回収してもらった。ごく一部のしばらく出さなくてもいいもの(全部私のもの。えへ)、つまり、収納用として使おうという段ボールを除き、私も「聽某嘴,大富貴」(奥さんの話は聞いたほうがいいぞ)という台湾のことわざを信じて出来るだけ協力した。

困ったことは、アパートを出る時に片づけが間に合わず、あの怖いお兄さんの冷たい目線を浴びながら慌てて残りのものを手当たり次第で段ボールに詰めこんでいたから、幾つかの段ボールは何が入っているかさっぱり分からなかった。中華鍋をゴシゴシ洗うたわしが欲しいのに、この段ボールかな?その段ボールかな?と、開けても開けても出てこない。こういうものは幾つもあった。

一気にやるのが正解だった。その土日にずるずるしていたら、今も開けていない段ボールが残っていたと思う。速戦即決しかない。たとえへとへとだったとしても、力をなんとか絞り出して一気にやるのだ。

引越し記はまあこのぐらいにしようかな。あとはほとんどホームセンターの買い物だけ。近くに素晴らしいホームセンターがあって良かった。


おわり

理想価格


ちょっと番外編を。


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昨日かみさんはこれで転居はがきを作った。
十年前以上に買った物らしく、ずっと引きだしの中に眠っていた。

クスっと人を笑わせる「理想価格」の洒落が好きだね。
今度理想科学のプリントゴッコを見かけたら買っちゃおう。


引越し記 (3)


今回の引っ越しでわかったのは、業者さんにお見積りをしてもらわないと何も始まらないこと。もちろん、自力で引っ越しするなら話は別だが。お見積りをしてもらうことによって、引っ越しの段取りやスケジュールもはっきりしてくるし、費用のことも把握できるし、いろんな業者さんとやりとりしているうちに、引っ越しに関する知識も深まっていく。

うちは思い切って、一日(日曜日)に三社も来てもらった。五社ぐらいに電話をかけたが、その中の一社は対応がイマイチで、もう一社はなかなか繋がらなかったので、最終的には三社にお見積りをお願いした。 引越し予定日の1ヶ月前だった。

最初のA社は一番印象が良かった。さすが大手だけあって、営業がうまい。きちんとしたスーツ姿でバリバリ仕事できそうな男性社員が、研修中の初々しくて可愛い女性社員を連れてきて、大変丁寧に説明してくれた。お見積りの結果もその場でパソコンで作り、モバイルプリンターで格好よく颯爽に印刷してくれた。お米まで頂いた。トラック一台、作業員二名、大型家具だけ(小物は自分たちでコツコツと運ぶ)のプランで、3万7千円。予算は4万円だったので、もうA社に決まりかなと思った。

B社は全然だめだった。一人のやる気なさそうな若い男が普通の服(印象に残らない服)で来て、適当に見て適当に電卓叩いて適当に見積書を殴り書いて。はい、積み切りで6万5千円。その後彼は何を話したかはよく覚えていない。6万5千円の時点でもうアウトだから、あまり聞いていなかった。5分で終わった。

C社は地元の業者さんだった。来たのは中年の男性で、落ち着いた口調と雰囲気に好感を覚える。約束の時間よりかなり遅れたけど、プランは魅力的だった。魅力的だったと言えるのも、わずか数時間前に二社の話を聞いていたから。3トントラック一台+作業員三人+家の中の物を全部運ぶという積み切りで、5万円。

作業員三人と積み切りは決め手だった。作業員の多さは作業の質とスピードにつながるが、その分人件費がかかる。しかもよく考えたら、その時ちょうどいろんな翻訳案件に追われている僕が平日にコツコツと小物を新居に運ぶ発想自体はあまりにも無謀だった。うちは自転車しかないのだ。大物だけのプランを頼んだら、毎日の小物運びが翻訳のスケジュールを狂わせるに違いない。多少高くても、積み切りプランを頼むべし。値切り交渉も成立し、最後は4万7千円でその場で即決した。

もっと値切れば良かったと今も思う。見積もりに来た業者さんはみんなお客さんの即決を欲しがるようで、こちらが「○万円だったら即決する!」と切り出せれば応じてくれそうな空気だった。一か月前の見積もりだったので、値切る空間は一週間前などより遥かにあったが、ちょっと「地元愛」に偏り過ぎてザクッと値切れなかった。

終わってみれば、4万7千円はわりと合理的だったと思う。次回は、段ボールとの戦いの話をしよう。



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