布団


夫婦別姓を認めない制度は、どうやら合憲だと判断されたようです。日本の憲法に違反するかどうか、僕にはよくわかりません。そもそもなぜ、日本人は法律を作ってまで家族の姓を強制的に同じにしないと気が済まないのか、よくわかりません。

家族の絆・一体感が崩壊するから?
平均三組の夫婦に一組が離婚する現代では説得力がありません。

子どもがいじめられるから?
それは別姓を認めない制度のせいであり、別姓が原因ではありません。
別姓が一般的な台湾では、両親の苗字が違うことによって子どもがいじめを受けたことは聞いたことがありません。

家族の中で自分だけが違う苗字だったら疎外感を抱くから?
安心してください。そんなことないですよ。(明るく)
別姓が認められている国際結婚の我が家では、現在小三の息子と妻が同じ苗字となっていて、僕だけが台湾の苗字です。疎外感を抱いたことは一度もありません。一回だけ、そとで親子ではないことを想定された扱いを受けてむっとしたことはありますが、それも日本の別姓を認めない制度が国民の頭に「苗字が異なれば家族ではない」ことを刷り込んだ結果です。僕らが家族であること自体は何らの影響も受けていません。富士山がなんと言われようと思われようと山であるのと同じように、うちはなんと言われようと思われようと家族であるのです。



かけ布団のカバー、紐がたくさんついていますよね。
皆さんはその紐を布団につけていますか?
うちはつけていません。

台湾の布団カバーはそもそも紐がないです。
よって、布団自体も紐を通すための輪が作られていません。
日本に来て、
律儀に紐がついているカバーと輪がぴったりとついている布団を見た時は本当に感心しました。
すごい!これで布団は絶対ずれたりしないですね!と。

しかしほどなくしてあることが分かりました。
紐はつけてもつけなくても、
カバーの中の布団はそもそもずれないんです。
試しにつけないでみたら、
畳んでも出しても子どもが飛び込んでもそのままベランダに干しても取り込んでも、
ずれたことは一度もありませんでした。

紐付けなしでという僕の提案に、布団命の妻は最初半信半疑でしたが、
今もうすっかり納得して毎日紐をつけていない布団で寝転んでいます。
居間のソファでテレビを見る時も布団を持っていてかけたりします。
やはり布団はずれません。

紐をつけないカバーと布団は、洗濯はとても楽です。
何しろ、外す時も入れる時も、
たくさんの紐を一々解いたり縛ったりする必要はないですから。
紐の縛りから解放された後、
我が家の布団は自然に干す回数が増え、
週一回の頻度でカバーを洗濯しても面倒くさくありません。
ぽかぽかふわふわの清潔なお布団で寝るのは最高です。


最高裁の裁判官は、たぶん布団の紐を外したことはないだろうなと思いました。