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甲子園


春の甲子園選抜大会の中止が決まりました。とても悲しいです。残念でなりません。

息子は中学の野球部です。去年のシーズンは一年生でありながらレギュラーのショートに抜擢され、都大会に出ることも出来ました。都大会出場を決めた瞬間、先生、選手たち、応援に来ている親たちの喜びようは未だに忘れられません。息子の試合を見るのが人生一番の楽しみです。

今月の1日から予定されていた毎週土日の練習試合がなくなっただけで、もう最悪な気分になったというのに、甲子園に行けなくなった選手たちとその親たちの悲痛な気持ちは――恐らく私の想像を遥かに超えますが――痛いほどわかります。彼らはどのぐらいの努力をしてやっと甲子園への切符を手に入れたのか、今どのぐらい悲しんでいるのか、彼らを小さい頃から支えてきた身近な人でないと絶対に分かりません。

他の学生スポーツの全国大会が中止なのに、どうして野球だけ開催されるのか?高校野球が特別なのか?不公平じゃないのか?という声が多いようですが、はっきり言います。はい、そうです。野球世界ランキング一位の日本では野球は特別なんです。百年の歴史を超えた高校野球は特別なんです。みんな分かっているのに、それが言えない日本の空気。苦しいです。

観客は同校の学生と保護者だけでも無観客でもいいから、開催してほしいです。してほしかった、という諦めたような言い方はしたくありません。仕方ないじゃなくて、仕方はいくらでもあります。選手たちのホテルは個室。席は間隔を空けて座る。関係者以外60歳以上入場禁止。みんな考えないようにしているだけです。やらないようにしているだけです。そもそも、甲子園に出られるぐらいの元気な高校生たちはコロナウイルスにやられますでしょうか。毎日電車で仕事に行っている保護者がいる家のほうが甲子園より遥かに危ないのではないでしょうか。日本を電車が走っている限り、選抜を中止しても意味が無いです。

「がんばれ。負けるな」

千川高校の国見比呂と明和一高の橘英雄が夏の甲子園で対決する前に、雨宮ひかりが比呂に贈る言葉です。日本全国の高校球児に送ります。

例え甲子園に行けなくなったとしても、がんばれ。負けるな。