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原宿

スナップでいいから、エビちゃん風の女の子の写真を撮ってきてくださいと、編集長に命じられた。

野球帽、前にNEWYORKと書いてあるTシャツ、日曜大工に合いそうなパンツ、サンダルなど、なるべくあたかもカメラマンに見えるような格好で(勝手な想像だが)、表参道に。

午後4時の原宿駅に着いたら、異様な光景が目に入った。

ホームと駅舎との間の歩道橋に、B5サイズの紙一枚を胸のあたりにかざしている一人の女性が、人ごみの流れの側に立ち止まっている。その紙に「チケットを譲ってください」と書いてあった。

「ああ、実家に帰りたくて、でもお財布を落としたから、新幹線の切符でも譲ってもらってるかな。気の毒だな。」と本当にそう思った。でも、駅を出たらすぐに理由が分かった。

?6のコンサートだった。

原宿駅の前に「?6  チケットを譲ってください」が溢れていた。20人ぐらいいた。高校生から小学校のお子さんがいそうな主婦まで。全員女性だった。?6の客層は意外と広いな。

でも、理解できなかった。だって「チケットを譲ってください」と言われて、「はい、チケットを譲ります」というやつはいないだろう。ましてこれからコンサートを観にいく人たちに。

家に帰って、美しい日本語をよく知っているうちの奥さんに聞いてみたら、納得した。「譲る」って「売る」の婉曲表現なんだ!なるほどね。確かに「チケットを売ってください」書いたら、なんかカネ臭い。

さて、「エビ撮り作戦」の話。

まず、隠し撮りにいいスポットを探したい!でもなかなか見つからない。表参道ってどこにいても目立つような目立たないような気がする。

ウロウロしていると、突然、木の下に一人の本当のカメラマン(証拠は一眼レフだけですけど)を発見!彼のカメラ運びとレンズの向い先から見ると、女の子の写真を撮っているに違いない!ラッキー!

早速、彼の後ろの空いてる所に移動!すると…、すげー目立つじゃん!みんなこっち見てるじゃん!

ま、いいか。時間がない。

非常に申し訳なさそうに、ごくフツーのしょぼいデジカメをカバンから取り出し、三倍ZOOMして撮りはじめた。最初は結構恥ずかしかったけど、次第に慣れてきて人目を気にしなくなった。そのカメラマンが現場を去ったあとも私は30分ぐらい撮り続けた。いいスポットだった。

写真を編集長に送ったら、OKという返事が返ってきて、ほっとした。


おまけ

rorita.jpg 原宿のロリータちゃん

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