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お腹を賭けてしまった

 ちょうど毒餃子事件が起きる一週間前、うちの奥さんが冷凍食品をたくさん買ってきて、ぎゅぎゅっと冷凍庫に詰めた。ニュースを見て本当に唖然とした。

 「どうしよう、あの冷凍食品たちは?」

 うちはそもそも冷凍食品の餃子を買わないけど、エビシュウマイとか唐揚げとかチャーハンとかピラフとかはわりとよく買う。今回もそればっかりだった。事件が起きるまでにまだ何も食べていなかったけど、とりあえず冷凍庫にほっといてフリーズしておいた。

 スペースを取られて結構邪魔だった。一回本気に捨てようと思ったんだけど、ごみ箱に入れようとする瞬間、「もったいないなぁ…」という罪悪感が猛烈に湧いてきた。いや、たったの貧乏性だと思う。結局ごみ箱の上空をさまよっていた冷凍食品たちをまた冷凍庫に戻した。うちの奥さんも一回捨てようとしたけど、捨てられなかった。貧乏性は移るものだ。すみません。

 約一ヶ月後。春一番が吹き始めた頃、ある週末にうちの食材が底についた。息子の食べる分には間に合うけど、大人2人には「歯と歯の隙間を塞ぐ」くらい。スーパーに行くのが面倒くさかったので、あの冷凍食品たちを食べようと敢行した。「まあ大丈夫だろう」とお互いに励まして(?)、お腹を賭けてしまった。

 キムチチャーハンを食べた。美味しかった。何の異常もなかった。なんか邪悪な勢力に勝ったかのように嬉しかった。「捨てなくて良かった!」と喜び合い、充実感と達成感さえ覚えた。この勝利が私たちに大きな自信を与えた。それから少しずつ片付けていき、今はエビシュウマイ1パックしか残っていない。さすがに当分の間もう買わないと思うけど。

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