スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「臭い」について

僕の好きな日本語の一つは何かというと、「臭い」だ。勿論、オナラが臭いという鼻をつまみたくなる嫌な匂いではなく、名詞の後ろにつく「臭い」なのだ。

ジジ臭い、ババ臭い、田舎臭い、水臭い、いんちき臭い、胡散臭い(うさんは名詞じゃないけど…)、などなど。つい先日、もっと興味深い使い方をテレビで耳にした。

日本シリーズ第三戦の四回表。阪神は一塁の審判の微妙な判定で、ロッテの攻撃を終わらせるダブルプレーを取れなかった。そのため、下柳は猛抗議したが、判定はそのまま。あの時、実況中継のアナウンスがアウト臭いねと言った。

手元に有る辞書で、それに当て嵌まる意味を調べてみた。

大辞林・第二版(電子辞書)
如何にもそのように感じられる、そのような傾向を帯びている意を表す。

新明解国語辞書・第六版
そうではないのではないかという疑いを拭い去ることができない感じだ。

学研国語大辞典・第11刷(昭和56年発行)
「~のような様子だ」という意を表す。

デイリコンサイス国語辞典・第三版
~のように感じられる。

さすがに新聞のコラムにまで取り上げられて話題を呼んだ「新明解第六版」だけあって、解釈が独特で「的中」したような感じがする。しかも、僅か三つの例の中に「ストライクをとられたが、ボールくさかった」という文があった。新明解の編集委員様も「野球好き臭い」。

でも、ジジ臭いやババ臭いなどの「臭い」は、またアウト臭いの「臭い」とはなんか違うような気がする。新明解のもう一つの解釈は「全体の状態から見て、歓迎できない雰囲気が漂っている様子だ」という。多分、これかな?ジジ臭いって。新明解第六版、すごいね!

また、漫画「めぞん一刻」(高橋留美子、特製ワワイド版・第九集)にはとても印象深い会話があった。音無響子のパパと五代裕作は、三鷹コーチに強引に超高級ホテルへ連れられていた響子の行方を予想する時、

「とにかく、くさい所を捜しましょう。」と五代が言った。
「くさい所?」
「夜景が綺麗で品のいいスカイバー、公園、海の見える所。」
「なるほど、くさい。」

すっごく面白かったから、読んでいた時に笑ったんだけど、ここの「くさい」をどう翻訳したら最も良いのかと問われると、少し困るけど、訳してみよう。

「總之,先去可疑的地方找找看(口巴)!」
「可疑?」
「夜景很漂亮的高格調空中酒(口巴)、公園、或是看得到海的地方。」
「原來如此,的確是満可疑的。」

可疑=疑わしい(行く可能性がある所)

コメント

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。