スカイライナーをとめてしまった!

本当です。非常にやばいことをやってしまいまして、大変申し訳ございませんでした。

先週の金曜日、奥さんと一緒に成田空港へ妹と妹の旦那さんを迎えに行きました。四人がスカイライナーに乗って日暮里に向かっているところ、私は急に小便をしたくなり、隣りの車両のトイレに行く時の出来事でした。ドアが手で触ると開くのをすっかり忘れて、ドアの隣りの壁の赤いボタンを押してしまいました。

すると、そのボタンからピーピーという音が車内に響き渡りました。びっくりした私はそのボタンをもう一度じっくり見たら、なんと上に「SOS」と書いてありました。「やべえ!どうしよう?」と思いましたが、すぐにモレそうな私は集めてきた乗客の視線に背を向けたまま、隣りの車両へ疾走しました。

トイレの中で解放感に浸かっているうちに、列車のスピードが段々落ちてゆくのに気が付きました。成田駅を過ぎましたばかりなので、スカイライナーはしばらく停まらないはずですけれども…。「まさか…」と私は冷や汗をかき始めました。

スカイライナーは完全に停止したのは、私がアレをしまおうとするところでした。慌てて手を洗ってトイレを出ました。その時、ちょうど車掌が通りかかった。私は車掌を呼び止め、「すみません!さっき私がうっかり緊急ボタンを押しましたが、もしかして列車が停まったのは私のせいですか?」と白状しました。すると、車掌が笑顔満面で「そんなことないですよ。ただ停止信号がありましたので…」と答えました。ちょっとほっとしましたが、どうも腑に落ちませんでした。

案の定、まもなく、隣りの車両から真面目そうなJR青年が車内に火事でも起きたかのように飛び込んできました。「@#$%…、いま緊急通報が…%&*#」とJR青年が真っ青な顔で言って、二人は一緒に向こうへ走り始めました。「あっ、すみません!それは…」と私は後ろに追いつけて呼び止めようとしましたが、弱っている声が二人の耳に届きませんでした。

私たち三人がまだビービーと響き渡っている車両に着きました。真面目そうなJR青年はようやく私の存在に気が付いたようです。「すみません!私が間違えて押しました!」と、法律上の刑罰を受ける覚悟をした私はしきりに二人に謝りました。

「間違えて押しました?」と真面目そうなJR青年。
「はい!」
「何もないですか?」
「何もないんです!」

青年は数百名の乗客の命が救われたかのように安心したようで、。「良かったあ~」と顔に微笑を浮かべました。二人は私をどこかへ連れていく様子がありませんでした。えっ?もう大丈夫?と思いました。「本当に申し訳ありませんでした!」と私はもう一度深く謝って、自分の席に戻りました。

奥さんと妹・妹の旦那さんに事情を教えたあと、信じられない顔をされました。私だって信じられませんでした。その後、列車が停まった原因を説明するアナウンスが流れました。穴があれば本当に入りたいでした。

私は、その車掌とJR青年の対応に、本当に本当に心から敬意を払っています。列車運転の安全を最優先にする姿勢が素晴らしいです。それに、こんなとてつもないことをやってしまった私に、非難の言葉や嫌な顔は全然ありませんでした。その二人は乗客の安全しか考えていないみたいです。

見えないところで黙々と私たちを守っている人々に、感謝しています。謝謝!朝日

ちなみに、スカイライナーに乗る時、ドアの隣りの赤いボタンを絶対に押さないでください。

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