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岡本佳奈子

img20050813.jpg金城一紀(かねしろ・かずき)の「SPEED」を読みふけていて、朝のラッシュアワーに渋谷で降りるのをすっかり忘れて、恵比寿に行ってしまったことがある。

この本と出会ったきっかけは、奥さんが同僚から貸してもらったのだ。「すっっごく面白いから、読んでみてね」と奥さんの一押しに興味をそそられた。ある日、出勤する前にカバンに入れて、電車で二ページだけ読んだら、「えっ!なになに?それでそれで?」と、その16歳の平凡な女子高生の冒険に完全に惹かれてしまった。三日前に読み終わったけれど、岡本佳奈子、朴舜臣、南方、萱野、山下、アギーの姿が、今でも映画を観ているかのように目の前で生き生きしている。

思いも寄らなかったけれど、今回の字幕入れの仕事にこの本が結構役に立った。朝の電車で読んでいる時に覚えた面白い単語がたまに、ドラマに出てきた訳しにくい台湾の言葉にぴったりだった。例えば、「千人斬」(女を簡単におとす)という言葉を、僕はクラシックな言葉遣いが好きな岡本佳奈子がアギーに向かって口にした「イチコロ」に訳した。パソコンの画面を眺めている僕は朴舜臣のような不敵な微笑みを浮かべたけれど、日本人のスタックに修正されてしまうかもしれないけど。

とにかく、この本が本当に面白かったよ。

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