もしもし


息子が電話に出られるようになってから、かみさんは息子の可愛い声が聞きたくて、会社を出たらよく家に電話をかける。家の電話が鳴ったら息子も飛ぶように受話器を取りに行く。そして二人の微笑ましい会話がしばらく続く。

昨日もそうだったと思った。いつもの時間に電話が鳴った。息子は宿題と悪戦苦闘中で電話に出る余裕がない。私は息子の隣で受話器を取って、元気良く調子良く「おーっす!」(押忍の変化形)と、いつものようにあいさつをした。


少しの沈黙が流れたあと。「こんばんは。10★の☆☆です。」

「こ、こんばんは!」鏡を見なくても自分の顔が赤くなっていることがわかる。


一階の奥さんだった。土曜日の地区校外集会に行けなくなったから、その日に提出する会費を預かってほしいとのこと。

電話口でうろたえるパパを見て、宿題中の息子はゲラゲラと腹を抱えて大笑いだった。「ママと思っておーっすって言ったでしょ。ハハハハハハハ!」

うるさい。でも嬉しい。そして、超恥ずかしかった。


家の電話はやっぱり「もしもし」で。



コメント

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プライベートを垣間見れて、ご近所の奥様も朝から得した気分になったかも。仲良し家族で微笑ましいです(*^^*)
息子ちゃんの通学、ご無事でよかったです。まだまだ頼りない一年生ですから、毎日心配ですね。

とこさん
得した気分というより、ドン引きした気分のほうが考えられるじゃないですか(苦笑)。
本当に毎日いろいろ心配ですね。ハラハラしながら成長を見守っていくのも今だけと思っているんで、エンジョイしていきます!心臓に悪いですが・・・