どうしよう。


自分もわかっているけど、このブログは非常につまらなくなっている。だからコメントする人もいなくなった。コメントしようが無いから。

もう10年前か。日本語を練習するためにブログを始め、たどたどしくても身の周りのことを何の躊躇もなく日本語で書き続けた。でも日本での生活が長くなっていくうちに、自分の中にある色々な「何か」も、変化し続けた。一番大きな変化は、たぶん、プライバシーに対する考え方だと思う。

「プライバシー大国」の日本。知らず知らずに、いつの間にか、私も日本みたいにプライバシーに気を遣うようになった。しかも小心者という本来の性格も加担して、必要以上に気を遣う。居場所が特定されないようにぼかせる所を全部ぼかし、身内のことも出来るだけ書かないようにし、自分はいったいどんな人物なのかをもなるべく知られるまいとふるまうようになった。

もし日本に来なかったら、今の私も台湾の友達と家族みたいに、毎日の出来事や人の写真を当たり前のようにfacebookにアップし、LINEをやりまくっているだろう。

自意識過剰だな。きっと。自分を何様だと思ってんの?あんたになんか興味ねーんだよ。と、どこから聞こえてきそうだ。

数年前のことだけど、はっとさせられたことがあった。台湾人のブロ友が一人いる。ブログを通して知り合い、同じ大学に通っていたこともあって、メールアドレスを交換した。頻繁にメールのやり取りをするわけでもないが、なんか頼みたいことがあったりすると連絡したりする。実際に会ったことはない。ある日、その人に言われた言葉が忘れられない。

「なんか、有名人とやりとりしているみたい。」

本当に恥ずかしかった。必要以上に自分を守ろうとする私の防衛体制に、その人も呆れただろう。

台湾の家は、玄関のドアを開けたら居間が目の前に現れる。家に上がった瞬間もう居間にいる。日本の家は、玄関のドアを開けても見えるのは壁や階段だけで、居間は一番奥のほうにある。家に上がっても廊下を通らないと居間に入れない。私は日本の家に慣れてしまったのだ。

どうしようって言ってもしょうがないけど、どうしよう。

コメント

非公開コメント

初めまして。コメントを残すのは初ですが、台湾が好きな縁でこちらにたどり着き、以来ずっと読んでいます。

おっしゃる事、分かりますね。
私も台湾の友人と接していると逆にそのオープンさに驚くことが多々あります。

はるさんの文章は着眼点が面白くユーモアにあふれていて、どうかすると日本人より上手なんじゃないかと思います。
現状のままでも私は十分に楽しんで読んでいますよ。
こんな読者もいるということを頭の片隅に置いていただけるとうれしいです。

赤丸さん
はじめまして。初コメントありがとうございます!

飴をねだる子どもみたいで恥ずかしいですが、赤丸さんのコメントはとても励みになりました。嬉しかったです。

これからどう書いていくのか自分もまだわからないですが、少しずつ、出来る範囲で、ありのままで思ったままにいこうかなと、何かを解放さないと駄目じゃないかと、色々思っています。

ひそかでいいですので、これからもご応援ください。頑張ります!