夫婦別姓のいい所


最近、選択的夫婦別姓の論争が再燃しているようですが、別姓のいい所を一つ紹介します。

うちの息子は小学校の野球チームに入っていて、私も親コーチをしていますので、親同士の付き合いは必然的に発生します。で、お父さんとお母さんが同時にその場にいると、声をかける時はちょっとややこしいですよね。

国際結婚のうちは別姓なので、私は〇さんと呼ばれ、妻は〇〇さんと呼ばれます。単純明快でシンプルです。

でも、日本人同士のお父さんとお母さんのどちらかに声をかけたい時に、〇〇さんだと「どっち?」という状況になりやすいため、ちょっと呼び方を工夫する必要があります。お父さんが親コーチの場合はまだ簡単です。お父さんを〇〇コーチ、お母さんを〇〇さんと呼べばなんとかなります。一方、お父さんが親コーチではない場合だと、大体お父さんのことを〇〇さんと呼び、お母さんのことを〇〇君(ちゃん)のお母さんと呼ぶことになります。

〇〇君(ちゃん)のお母さん

この呼び方は視点を子どもに置き、言語学では呼称における視点の移動といいます。日本ではよく聞く呼び方で、なんの不自然さもありません。ただ、音節が優に10を超えるとやたらに長いですし、その場合のお母さんは「役割」だけになってしまい、名前すら呼ばれません。

自分の名前すら呼ばれなかったりするお母さんたち。彼女たちは「〇〇君(ちゃん)のお母さん」という名も無き呼び方によって無意識的に自我を抑え込んだり、また世間も無意識的にこの名も無き呼び方で彼女たちを縛り付けたりしていないでしょうか?

台湾や中国の女性を見れば、夫婦別姓は女性たちの活躍にも繋がるような気がします。

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