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数取器


パソコンのモニターの前に、カウンターがひとつ置いてある。

欲しくなったきっかけは、野球の練習のためだった。息子のスイングの回数を数えたり、球数を数えたり。ある日、ランニング中、通りかかった文房具屋さんを覗いてみた。何となく売っていそうな気がしまして。雰囲気的には柳原可奈子に似ている店員さんに尋ねてみると、彼女は一昔のことを思い出したかのように、店内を少し回ってみたら正確に場所を突き止めた。カウンターを買い求めるお客さんはきっとひっさりぶりだったに違いない。

カウンターは二つしかなかった。私は最初に手にしたものを選んだ。ずっしりとした感じが好きだったから。「数取器」というちゃんとした日本語の名前があるのも、その時初めて知った。


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大変気に入ったが、使ってみるとあることが分かった。この子は野球の練習に向いていない。まず、高級すぎる。傷ついたりすると心が痛むため、ついつい気を使ってしまう。あと、卓上タイプより、手持ちタイプのほうが使いやすい。

結局、100円ショップでやすいやつを買い直し、この子を自分用にした。かといって、出番がない。なんとなくパソコンの前に置いてみると、意外と良かった。癒されるというか、和むというか。カチカチと押すと、気持ちがいいのだ。プチプチ的な? 0000に戻すためのノブを回す時の音も感触も、また素晴らしい。数えるものはないが。

でも、今日は初めてこの子の仕事を見つけた。ゲラチェックの修正箇所を数える仕事。あるクライアントに向けて、ゲラのPDFに修正を入れる時、デザイナーさんが漏れないように、コメントに番号を振り、返送するファイルの名前にも修正の数を入れる。しかし、修正が多い時に、「何番まで振ったっけ?」ってことはよくある。今までメモ用紙に「正」を書いて数えたりしていたが、今日は何故かふと思いついた。

おいおい。こんな立派な数取器があるじゃないか。毎日目の前にあるのに、なんで今まで気づかなかったのか。午前中のゲラチェック作業に使ってみた。最高にぴったりだった。

この子の初仕事は12でした。



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